今日は大阪・岸和田の久米田寺です。
738年(天平10年)に久米田池を切り拓いた僧侶・行基が創建しました。
なかなか立派な伽藍が広がっていました。
大門。
大門の反対側は久米田池。
「日本最古のダム」とも言われる溜池で、現役で活用されています。
多宝塔と金堂(本堂)。
多宝塔は2003年(平成15年)に再建され、金堂は1770年(明和7年)に再建されました。
多宝塔に関しては17年前に新築されましたが、すっかり雰囲気に溶け込んでいます。
大師堂。
1824年(文政7年)に再建。ここで御朱印を頂きました。
「大師堂」という名前があるあたり、察しの良い皆さんは「ここは真言宗だろうな」とお思いかもしれませんが、その通りです。
久米田寺は高野山真言宗の準別格本山であり、正式名称は「龍臥山久米田寺」と言うようです。
開山堂。
1822年(文政5年)に創建されました。
観音堂。
1803年(享和3年)に創建、千手観音が祀られていることから「観音堂」。
境内の中に塔頭、つまりは小さな寺院が久米田寺の場合は5つ存在しています。
塔頭の一つ「五大院」。
境内は小ぶりながらも美しい庭園と落ち着いた雰囲気の本堂です。
こちらも塔頭の「明王院」。
こちらの本堂も庭園もいい雰囲気です!
そして同じく塔頭の「華厳院」。
同じ寺院の境内にいくつもの寺があるという構図が実に興味深いですね。
近いものとして高野山の金剛峯寺を思い出しました。
(こちらの場合は宿坊として運営されているところが多い印象です。)
鐘楼。
お馴染みの「お寺の鐘」が吊り下げられています。
毎年10月の岸和田だんじり祭りでは境内に「行基参り」として、八木地区のだんじりは入ります。
それだけ庶民に親しまれる寺だということですね(*´∀`*)