2020年07月21日

幻のポルトープランス万博

こんばんは!(*´ω`*)
今日は1949年から1950年にかけて行われた「ポルトープランス万国博覧会」について取り上げます。

万博といえば1970年の大阪万博(日本万国博覧会)や2005年の愛知万博(愛・地球博、2005年日本国際博覧会)が有名ですが、実はハイチのポルトープランスでも万博は行われていたことは、あまり知らせていません。

この万博はポルトープランスが街開きをしてから200年を祝うイベントとして実施されました。
1949 Port-au-Prince」(BIE(博覧会国際事務局)公式ホームページ)
【1949年ポルトープランス万博の概要】
・テーマ:The festival of Peace(管理人訳:平和の祭典)
・会期:1949年12月8日〜1950年6月8日(183日間)
・会場面積:24ヘクタール
・来場客数:25万人

テーマの「The festival of Peace」、直訳すると「平和の祭典」になりますが、第二次世界大戦が終結してから最初の万国博覧会らしいテーマですね(´;ω;`)
(因みに第二次世界大戦前最後の万国博覧会は1939年から1940年にかけて行われた「ニューヨーク万国博覧会」です。)
port-au-prince.JPG
会場の位置。
詳しい場所が分かりづらかったため、赤い丸で囲った部分が大まかな位置です。

会場はポルトープランスの沿岸部(ゴナヴ湾沿い)に建設され、中には万博終了後も使用を想定して建設されたパビリオンもあります。
(こちらに関しては大阪万博でも太陽の塔や国立民族学博物館がそれに該当しますね。)
1949年12月8日に華々しく開幕はしましたが、実際にはハイチの美術や農業等のパビリオンが開いただけのようで、実際に諸外国のパビリオンが開くのは翌年の1950年2月12日の事でした・・・・・
【参加国・国際機関】(http://islandluminous.fiu.edu/part09-slide18.htmlより)
●北アメリカ
・アメリカ
・カナダ
・メキシコ
●中央アメリカ・カリブ海
・キューバ
・グアテマラ
・ジャマイカ
・プエルトリコ(アメリカの地域)
●ヨーロッパ
・ベルギー
・フランス
・イタリア
・サンマリノ
・スペイン
・バチカン市国
●中東
・レバノン
・パレスチナ
・シリア
●南アメリカ
・アルゼンチン
・チリ
・ベネズエラ
●国際機関
・米州機構
・国際連合

ざっと数えると21ヶ国・国際機関が参加したことになります。1939年〜1940年のニューヨーク万博では33ヶ国、1970年の大阪万博では77ヶ国、2005年の愛知万博では121ヶ国が参加しましたから、比較的小規模な万博だったと言えます。
どちらかと言えば特別博(現在の認定博)、例えば1975年の沖縄海洋博(沖縄国際海洋博覧会)や1990年の国際花と緑の博覧会(花の万博)に近いイメージの印象を受けます。

詳しい会場の雰囲気はこの動画を見て頂くとして・・・・・
今回はブリティッシュ・パテ(British Pathé)の動画チャンネルから引用しました。

如何にも「南国!」「リゾート!」といった雰囲気が出ていますが、それもその筈で1940年代後半から1950年代のハイチは観光立国としての発展を志向していたようです。

この万博が終わってからも暫くはアメリカからの観光客やコーヒーでつかの間の繁栄を続けていましたが、それも長続きせず1957年にデュヴァリエによる独裁政権が始まるのでした・・・・・

今日は歴史の合間に埋もれた感の大きい、ポルトープランス万博を取り上げました。
(世界最初の黒人共和国・ハイチも実は万博開催国だったんですね!)
posted by 大阪のしろきち at 00:00| 大阪 ☔| Comment(0) | 都市開発(その他地域・海外) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする