今日は大阪府泉南市の信達神社をお送りします。
前回の金熊寺のすぐ隣りにあり、明治以前の神仏習合時代は「金熊寺大権現宮」という名称で金熊寺の鎮守社でした。
風情のある石鳥居。
参道は少し草が生えていますが、全体的には歩きやすく整備されています。
境内に入ってすぐ左にある建物。
一体何の建物でしょうか?
石橋を叩かずに渡って・・・・・
それにしても日陰が多く、猛暑日には丁度いい涼み場所です。
参道全景を撮影。
全体的に木が多く、涼しさを感じます。
拝殿。
この神社の拝殿は少し変わっているようで、割拝殿といい真ん中が通路として開いています。
御祭神は神倭磐毘古命、金山彦命、伊邪那美命。創建は682年(天武天皇10年)以前とされているようです。
本殿。
現在は修復中で御神体は別の場所に遷されています。
この神社の特徴は鬱蒼とした森の中にあるということで、猛暑の中でも涼しさを与えてくれます。
(涼しさを強調しているのは、本当にこの日は猛暑だったからです^^;)
石碑。
この神社のナギの木は泉南市の天然記念物に指定されているほどに貴重なものだそうです。
特徴的な割拝殿を本殿側から。
内部はむき出しの木が。
木のそのものの形がくっきりと出ているのが良いですね。
最後に本殿の写真。
五間社流造で1647年(正保4年)に再建されました。
神仏習合時代の名残で寺の近く、もしくは寺の境内に神社があるケースが多くあります。
この信達神社と金熊寺も同じようなケースに該当します(寺の境内の中の神社といえば粉河寺の粉河産土神社、清水寺の地主神社が該当しますね)。
なんとも寺と神社の世界は奥深くて、面白いものです(*^_^*)
今まで参拝してきた神社の中でも、吉水神社と並んで少し変わった形の境内でしたね。
猛暑の時はこういう鬱蒼とした森がありがたく感じます。