今日は和歌山県紀の川市の「長田観音」です。
正式名称は「如意山厄除観音寺」といい、名前の通り厄除けにご利益があることから「厄除け観音」として親しまれています。
石碑。
921年(延喜21年)に念仏上人によって創建され、御本尊として如意輪観世音菩薩を安置しています。
何故厄除け観音と呼ばれるようになったかと言えば、1624年(寛永元年)に徳川頼宣公が厄除け祈願に訪れ、自ら現在の場所を選定され「永世厄除祈願寺」として位置付けられました。
大門。
そして広い駐車場へバイクを停めます。
茶所。
慰霊堂。
庭園のようです。
元々は水が入っていたかもしれませんが、今は水が抜かれています。
左から鐘楼堂と稲荷大明神、宝経院塔。
薬師堂。
本堂。
1626年(寛永3年)に創建されました。
本堂の左側には寺務所があり、こちらで厄除け祈願を行います。
毎年、旧初午の日と二の午の日は多くの厄除けを希望する人々で賑わいます(2020年はそれぞれ2月9日、2月21日)。
本堂を遠くから。
前回は厄除けに行かず、かなり大変な目に遭ったので次回は必ず厄除けに行こうと思いました。
それほどまでに厄除けは重要なんだなとひしひし感じる寺でした。
庶民が選ぶのは、上品な弥勒菩薩や知的な文殊菩薩ではなく。
庶民としては確かに観音様・不動様への信仰が息づいているとは思いますね。