今回は大阪府泉大津市の曽禰神社です。
池上曽根遺跡に隣接しており、泉大津市内では最古の神社になります。
立派な石鳥居。
二の鳥居から見た社殿。
社殿。
御祭神として饒速日命、伊香我色雄命、 素盞嗚尊(スサノオの別名)、 表筒男命、中筒男命、底筒男命、息長帯姫命がお祀りされています。
創建は継体天皇が在位していた頃(西暦507年〜531年)と伝えられています。
案内板。
その左側には泉大津市の保護樹木に指定されている御神木のクスノキがあります。
摂社の白山神社。
南東側には池上曽根遺跡があります。
こちらは1976年(昭和51年)に国の史跡として指定されました。古くは1903年(明治36年)に初めて発掘された歴史ある遺跡です。
池上曽根遺跡は現在公園として整備され、憩いの場になっています。
そして古の建築物も再建されており、代表的なものとしては高床式倉庫が挙げられます。
この池上曽根遺跡自体が弥生時代中期、弥生時代といえば呪術が盛んな時代でしたから、何かしらの儀式が行われていたのは間違いありません。
(恐らくは農作物が豊作になるようにとか、そういった類なんでしょうけどね)
そして戦国時代には「曽禰城」なるものがこの神社を中心に築かれたこともありました。
遺跡と神社、城と神社、何とも因縁めいたものを感じずにはいられません。
なるほど、古墳の上に神社というのは面白いですね。